令和6年12月2日 一般質問 要旨

1. 地方創生の推進に向けた人づくり
【Q.地方創生推進のための人材育成の具体的な取り組みは?】
★「行革甲子園」での事例(廃校再活用プロジェクト)を紹介。熱意ある多様な人材 (民間経験者、移住者、元自衛官等)が地域課題を解決。
★本県は地域活性化センターと人材育成協定を締結し、県職員や地域の将来
人材の育成に注力。
★地方創生は「人づくり」が重要であり、県と連携して継続的に推進すべき。
「誰もが活躍できる地域づくり」を推進。
答弁要旨
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東京一極集中が再拡大し、人口減少による地域活力低下が懸念される。
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地域づくりに取り組む人材の育成・確保が不可欠と認識。
●現状
●取り組み
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「地域おこし協力隊」の初任者研修や隊員相談対応、起業支援など任期前後を通じた支援。
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えひめ地域活力創造センターを核とした住民主体の地域づくり相談体制。
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愛媛大学等と連携した活動支援や集落支援員向け研修。
●今後
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地域活性化センターとの協定締結を活用し、全国の好事例や人材育成ノウハウを取り入れる。
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自治体職員等のスキルアップを通じ、「誰もが活躍できる地域づくり」を推進。
2. 認知症の方に寄り添う地域づくり

★高齢単身世帯が増加、認知症高齢者・軽度認知障害者も増加。
★認知症による行方不明者が増加、GPSやQRコード等を活用した
早期発見・安全確保が重要。
★認知症基本法施行により、本人の尊厳を重視した共生社会の構築が課題。
★地域・学校・企業・自治会と連携し、認知症サポーター講座や啓発資料配布、
ピアサポート環境整備が必要。
【Q.認知症に寄り添った地域社会構築への取り組みは?】
「認知症の方が尊厳をもって暮らせる共生社会の実現を推進」
答弁要旨
●取り組み
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認知症サポーター指導者の育成、
市町や民間事業者と連携し
約19万人のサポーター養成。
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認知症当事者3名を「えひめ認知症希望大使」
として委嘱、ピアサポート活動やフォーラム開催。
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市町での行方不明高齢者早期発見ネットワークの構築。

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認知症高齢者が増加し、誰もが安心して暮らせる地域づくりが課題。
●現状
●今後
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市町や関係機関と連携し、認知症の方が尊厳をもって暮らせる共生社会の実現を推進。
3. 読み書き支援の推進
【Q.本県における読み書き支援の現状と今後の取り組みは?】
★高齢者や視覚障がい者の「読み書き支援」が必要。
金融・行政書類などの確認や災害時の情報取得に不可欠。
★NPOや国の法律(障害者基本法、障害者総合支援法)で
支援体制が整備されてきた。
「全市町で支援者配置を目指す」
答弁要旨
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視覚障がいや高齢者が郵便物や書類への記載で利用。
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代筆・代読の利用時間が十分でないとの要望あり。
●現状

●取り組み
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地域生活支援事業の派遣を後押し。
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愛媛県視覚障害者協会と連携し、代筆代読支援者51名を養成。
●今後
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全市町で支援者配置を目指し、研修内容の充実でスキルアップを図る。
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読み書きに支障のある方が必要な支援を受けられる体制を整備。
4. 交通渋滞緩和対策
【Q.これまでの対応と今後の交通渋滞緩和策は?】
★松山市など都市部で朝夕の渋滞が常態化。
★原因:交通量集中、違法駐車、道路構造など。
★解決策:立体交差・バイパス整備、低コスト道路改修(ゼブラ帯、右折レーン延伸、荷さばき駐車場等)、国・県・市・警察の連携が必要。
「ソフト・ハードを組み合わせた渋滞対策を継続」
答弁要旨
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渋滞は時間損失や生産性低下、CO2増加等に影響。
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県内124箇所の主要渋滞箇所を選定し、14箇所で改善済。
●現状
●取り組み
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外環状道路や交差点改良工事、信号サイクル調整などの整備。
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国・県・警察・学識者・団体と協議会で連携。
●今後

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バイパス整備、交差点改良、車線見直し、公共交通利用や時差出勤の啓発などを組み合わせた渋滞対策を継続。
5. SNS型投資詐欺・ロマンス詐欺対策
【Q.被害を未然に防ぐための効果的対策と今後の取り組みは?】
★全国的に被害増加(件数・被害額とも大幅増)、本県でも高額被害が発生。
★詐欺手口が巧妙化、被害者の心理的負担も大きい。
★愛媛県警が金融機関と連携して情報共有・防止策を実施。
「被害者の経験談活用や関係機関と連携し、
効果的な対策を推進」
答弁要旨
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被害件数・額が増加し、特殊詐欺を上回る状況。
●現状
●取り組み
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SNSや投資セミナー参加者向け広報・注意喚起。
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SNS事業者への詐欺広告削除要請。
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金融機関との連携で取引検知・通報。
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資格を持つ警察職員による被害者カウンセリング。

●今後
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被害者の経験談活用や関係機関と連携し、効果的な対策を推進。
6. 不登校児童生徒への支援
【Q.増加する不登校児童生徒への支援の取り組みは?】
★小中学校の不登校児童生徒数は過去最多で増加傾向。
★校内サポートルームや学びの多様化学校の設置で登校支援、
教員・行政職員の学習機会にも。
★学校風土や担任制度の見直し、チーム担任制導入なども重要。
「快適で風通しの良い学び舎環境を整備」

答弁要旨
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全国的に不登校が増加。
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校内サポートルームやメタサポキャンパス、民間フリースクールと連携。
●現状
●取り組み
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SCや登校ナビゲーター、大学院生サポーター配置。
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アウトリーチ型支援、教員向け未然防止研修。
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市町教委と研究会開催、学びの多様化学校の分教室化を検討。
●今後
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児童生徒・保護者・教員の意識共有を図り、快適で風通しの良い学び舎環境を整備。
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SCや登校ナビゲーター、大学院生サポーター配置。
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アウトリーチ型支援、教員向け未然防止研修。
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市町教委と研究会開催、学びの多様化学校の分教室化を検討。
●今後
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児童生徒・保護者・教員の意識共有を図り、快適で風通しの
良い学び舎環境を整備。



